リハビリテーション部 作業療法士の下村です。
先日、院内研究発表会があり、筆頭演者として発表しました。
ありがたいことに、その発表を評価していただき副賞をいただきました。早速その副賞で3Dプリンタを購入しました。
3Dプリンタ購入の目的は、対象者の生活行為を少しでも増やすためです。
今回、3Dプリンタを導入する際、参考とした書籍に気になる一文がありました。
「環境」が「障害」を作り出す
対象者が生活行為を獲得する際、私たち療法士は機能回復に注目しがちです。しかし、残存能力を十分に活かすためには、環境調整による支援も必要になります。3Dプリンタによる自助具作成から、このような療法士が持つべき心構えを再認する良い機会を得ました。
今後も、生活行為の獲得を通じ、対象者がその人らしい生活を過ごせるよう支援していきたいと考えます.